子猫の時からアリアンの落ち着く場所。
ケージの中にはランス君も入ってこないので、彼女が自分の時間を楽しむときには、自らケージに入っています。
相変わらず、雄渾な背中ですな。
女の子に雄渾って言ったら駄目ですかね。ケージの外で甘えて、満足すると、アリアンは自分の場所に招待してくれます。
ゆっくりしていってね
飼主は入れないんですけどね、サイズ的に。
そう?でも、彼が出てくるのが聞こえてるの
耳を後ろに向けています、アリアン。彼のために場所を空けたんですかね。
彼()がやってきました。
穏やかな顔してますが、ほんの三分ほどしか続きません。
既に立ち止まって、警戒しはじめています。
スタイルもサイズも毛並みも天晴れな、格好いい猫なのに勿体ない性格。
怖がりなランス君の居場所は、いつもピアノの下なのです。
ウルタ君がやや暴君だった頃に子猫だったから、こんな怖がりになったのだろうか。そうだったら、悪いことしたな。
ウルタールのうる: 巻三十一 (うるたやBOOKS)
東寺 真生