重陽であります。
まだ蒸し暑い前の晩あたり、普段の寝入る時間をやや過ぎた頃
クルシャ君が遊びに誘ったり、そろそろ寝なさいと教えてくれたり
します。
さかんに、おしり向けて注意を惹いているところ。
休むか、遊ぶかしてください、というところだと思いますが
クルシャ君のことなので、遊ばずには寝かせてくれませんし、
就寝前の遊びが済んだなら、こんなにアピールしません。
なぜ起きているのかと、冷たい目で、離れたところから
見つめてくるだけなのです。
そして朝
起きました?
暗くて分かりづらい写真ですが、クルシャ君が
枕元にやって来て、起床を促してくれます。
タイマー要らずです。
早朝、5時くらいなんですけどね。
起こすためだけに、添い寝してくれるクルシャ君です。
朝の要求、というのがございまして
クルシャ君の場合、毎朝午前中にウェットフードをもらう
権利を既得しておられるように勘違いなさったまま
毎朝のコールを続けていらっしゃいます。
仕方ないから、起きて、給餌いたします。
毎朝、飼主を起こす時間にしても、時間に几帳面と思われがちな
猫の一般的特性から大きく逸脱して、その日ごとに平気で4〜5時間
くらいズラしてきます。
就寝を誘って、三時間後に起床を要求するとか、族長にとっては
何の問題も無いのです。
ところで、重陽といえば菊に茱萸なわけで、王維の詩にも
茱萸を頭に挿して山に登るようなことが書いてある。
菊は花屋で手に入るのだけれども、茱萸なんて売ってませんが。
みなさんどうなさっておられるのか。
山に入って取ってくるんですかね、やっぱり。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや