暑かったその日、クルシャ君は長い体を
できるだけ伸ばして、放熱に勤しんでおりました。
子猫の頃と癖や関係がほとんど変わらないクルシャ君にとっては
飼主が寄ってきたら、挨拶するか、殴るかということに
なっているようですけれども、たまには違うこともしたい。
子猫の気分を持っているクルシャ君なので、母猫が暑いときに
子猫を冷やす感じで、濡れタオルを用いて彼の被毛を拭いてみました。
これで、多少涼しくなるといいですね。
クルシャ君を冷やした後で
アリアンに会いに来ました。
そろそろ、君もお風呂に入って、余分な毛と皮脂を
落とした方が良いと思うよ。
どうかしら?
風呂上がりの涼しさを感じたならば、洗われて良かったと
思う産んじゃないだろうか?
その顔は、疑ってますね。
いつものことだから、そろそろ慣れよう。
ウルタールのうる: 巻二十九 (うるたやBOOKS)東寺 真生うるたや