猫の目つきはいつも何かを秘めていて、神秘的です。
じっと思い込んでいて、不敵に計画を巡らしているようでも
あります。
およそ獲物を待ち伏せして捕らえるのが性なので、思い詰めている
ことも大半が狩りか遊びのことであろうと、飼主なんかは侮っている
のですが、他のことだってじっくり計画しています。
昨夜、ベランダに用があったので、少し出て、それからすぐに戻ったところ
クルシャ君の姿が見えません。そのまま20分ほど、彼は飼主が出たベランダ
をうろついていたようです。
探し回った飼主がクルシャ君を見つけて、謝って、危険にさらしたことを後悔し、
二度と不注意をすまいと思っていたところ、彼はその場ではほとんど何も気にして
いない様子でした。
ところが、しっかり報復を考えていたクルシャ君は、真夜中に飼主のところに
やってきて、眠り込んでいるところをたたき起こして手首や足首を狙って
散々に噛み散らかしてくれました。
普段行わない、この真夜中の襲撃の動機について、飼主は
クルシャ君のベランダに放置されたことについての報復行動では
なかろうかと思っているのです。
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