その日の数日前から、こちらでは市内各所で
子供たちのお楽しみ、地蔵盆が行われていました。
羨ましい。幼い頃の幸せな記憶を近隣の人たちと
共有できる行事です。
自分の田舎では少年の動員みたいなのは毎週のように
あったけれども、苦役のようなもので、とにかく体力
と忍耐力を極限まで試されるような代物であって、
全く以て優雅なものではなかった。
飼主の住まいの隣などでも、地蔵盆イベントがありました。
通りのイベントスペースでは、子供向けのお化け屋敷なんか
があったらしい。
己の幼少期を嘆いても仕方ないので、辺りの入店困難な店に
入りますよ。夕立から逃れるようにして、駆け込みます。
こちらは
至便な場所にあるものだから、いつも満員です。
連絡を頂いた知人のお誘いで、共に食事をすることになりました。
予約しないと入れないものの、手軽。
この日は開店直後だったので、空席があったようです。
外へ出ると、夕立は過ぎていて、薬師堂の提灯が灯っている。
そして薬師堂といえば、こちら。
歴史ある、猫居酒屋です。
日本最古なんじゃないだろうか。
いつも、営業しているのか心配になります。
現役であることを確認するだけで、素通りしております。
ネコパブリッシングの取材にも協力して頂いたので、
興味ある方は、出版物を御覧下さい。
店へと通じる道。
猫が歩いていたのですが、カメラを向ける間に
尻尾を立てて去っていってしまいました。
案内だったのかもしれない。
ウルタールのうる: 巻二十六 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや