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『ウルタールのうる』第十五巻ガイド

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『ウルタールのうる』第十五巻が出版されました。

うるたやのKindle本はEPUBというフォーマットで編集されております。
さきほど、ultaya.comのEPUBでエゴサーチ()しましたところ、英語、
フランス語、イタリア語、ロシア語のサイトで紹介されていました。

日本語のサイトでの紹介より海外の受容度の方が高いようです。
エゴサーチもやってみるものであります。
先般、購入者履歴にスペインからのものがございました。
Gracias!
今はとにかく、こちらを先に進めて、翻訳図書出版も考えていこうか、と。
カトリックと東方正教会に親和的なんだろうか。本望ですが。
でも、ちっとも読めませんがデーヴァナーガリーのサイトでも紹介され
ていたんですよね。
dhanyavaad!


本ガイドが読者の皆様方にとって幾分かの助力となれば幸いでございます。





表紙


大神話官 アベル

リンクス各地に所在する「神話語り」らの頂点となるのが三貴官の一
であった大神話官。ウルタール高教のように組織化されていない一種の
聖職者である「神話語り」らは、地域の祭祀を司り、新生児らの類型を
識別する職能集団であって、各自が修行の過程で職能を自覚することに
よって、こうした立場を得る。「神話語り」には未熟な者や私度僧程度
の者もいるようなので、リンクス社会では祭式の細部の違いや類型の
間違いなどで混乱が起きやすい。
アベルはシュク17世を選出する際の、最終審問の責任者であり、後に
大神話官へと登る。国家の予祝行事、予言暦の作成、祭祀への助言な
ど、二重国家リンクスの基幹政策に携わっていたが、ウルタによる移動
宮殿の和約成立と同時に、詔勅によって両国国史編纂室室長へと左遷
させられた。
ローガール事件以前から、リンクスの祖霊たちの異常な挙動を察知し、
首都が祖霊らの怒りで崩壊しつつあるとき、自らを犠牲にして超リンクス
らを導き、帰天した。後に国家義士一等に叙せられる。





第十五巻のあらすじ 

元大神話官アベルの自己犠牲は、不死隊に最大の試練を課すものとなった。
改心したナタンは先祖に許しを請うが、先祖たちはむしろ自らの非を語り
誇れる友誼を持てと言い残す。ヤッシャの王命親授軍はローガールを放棄し
て、ナタン邸へと向かう。追跡する解放軍はエスターの仕掛けた罠に掛かる。
ウルタはローガールへと急ぎながら、作戦部のサクラが分析するロウタンの
策を聞いて驚嘆する。ヤッシャは全てを手に入れたと高揚するが、すぐ傍には
ロウタンの送った工作要員が潜んでいた。





キャラクターピックアップ

ウーゴ

ウルタール元老院議員。ノルウェージャン、ブラウン。
快活でフレンドリーな性格。
元老院でのウルタの鎮西将軍就任式典以前から、ウルタ
に好意を示し、助言を進んで与え、情報を提供する。
損得利害の計算抜きで、単にウルタに興味があるから
そうするのだと言って、全く疚しさを示さないことから
本心であると思われる。一方、同様に活動的で外交的な
パトロス3世議員には警戒心を抱く。
国老であるトラフキン元帥が議会において、斑猫作戦で
ウルタが発狂した、と報告したことについても、ウルタに
躊躇わず報告したことがある。






事象

谷神大隊

対リンクス戦後、鎮西軍のロウタン大将直属の工作部隊
として新設された。神算鬼謀に富む青煙の策は何者にも
理解し得ないというので、報告、説得、調整等の手続きを
必要としない実行部隊として、特に許されて発足した。
アカシダを星形に配置した徽章を全員が付けており、階級章
を着けていない。指揮官はジョスイ少佐。ロウタンからどの
ような指示を受けているかなど、一切明かさない。



ウルタールのうる: 巻十五 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや

新刊『ウルタールのうる』第十五巻

表紙 大神話官 アベル 「鐘の数が足りぬ」

附 「ウルタール世界の地図」




ダウンロードしてすぐお読みになれます。

次巻発売開始迄には、当ブログ内の該当連載記事が
順次消去されていきます。

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