『ウルタールのうる』第十三巻が出版されました。
新刊が出版される度に当ブログに掲載しておりますこのガイドには
キャラクターの説明及び事象の説明に関して、未だ発表されていない
最新原稿の内容まで踏み込んで書いてあります。後に参考とする際の
ことも考えて、現時点で重要となるだろう経緯も含めて盛り込んで
おります。
また、ブログの過去記事にあります「設定」や「メモ」といった記事
に関しまして、現在加筆及び修正したものが手元にありますが、こちらは
全巻読み通す際の手助けとなるように、後にまとめてイラスト付きで
資料集として出版する予定です。
本ガイドが読者の皆様方にとって幾分かの助力となれば幸いでございます。
表紙
謐学チュウジ
第四十四回鎮西軍に中将位で参加。ロシアンブルー。
幼少時から書に親しみながら、穏やかでありつつ厳格な精神
を養う。典籍に明るく、博覧強記。本作中に度々現れる「歴史家」
とは、チュウジのことであり、ウルタールの西方遠征に関する
著作で後に名を残すことになる。
マウクシ険塞攻略に関して、アイタイダが所期の作戦を逸脱した
進言をした事に対して、その責任を問い、軍法会議の設置を要求
するが、ウルタがその責任を負うと言明したことで沙汰止みとなった。
古今の事績に詳しいが、現状の推理に関しては自らの拘泥に足を取ら
れることが度々ある。
十三巻では、高皇スピタマ1237世に、歯が弱いことを指摘され、その
場で処方薬を下される。
対屍鬼戦においては、共同軍の作戦参謀として活躍する。
第十三巻のあらすじ
虎穴ナタン邸からの脱出の要諦をロウタンから聞いたチュウジは嘆息する。
ヤッシャとアハロンは密命を隠しながらローガールへと帰還し、女王シュク17世
は鎮西軍を伴ってウルプライムを訪れる。端末越しに飼主を再び見たウルタは
安堵しながら、高皇との謁見に望む。ウルプライムでは商人や興行師たちが
賑やかにリンクス関係の交易発展を予想させていた一方、東方軍は独自の策動を
開始する。
キャラクターピックアップ
アモス
リンクスの三貴官と呼ばれる、太政官、大神話官、陸軍卿のうち
陸軍卿。リンクス貴族出身。リンクス陸軍総局で内務を司る。
老練な太政官ヨエルに心服しており、助言を受ける。
移動宮殿の和約以降、女王の決定に不満を持つリンクス貴族らを
宥めながら、ヨエルの腹背を案じる。
ローガール事件以降、アベルの犠牲とナタンの決意を見て、女王
の指導に従うようになる。
事象
ダン大王広場
ウルタールの首都ウルプライム中心部にある広大な公園広場。
ウルプライム中央駅に接しており、全体では中央駅を包摂する。
ダン大王広場は、中央駅の北部一帯であり、南東部は軍猫広場、
南西部には共和広場が接する。
ダン大王広場の一角にはダン大王像がある。かつてウルタールが
王政だった時代、南方の怪鳥国と争って勝利した救国の英雄の
名がダン大王とされる。
遠征軍発足式、凱旋式、祭事、催しなど首都で行われる主要行事
の開催場所。
ウルタールのうる: 巻十三 (うるたやBOOKS)クリエーター情報なしうるたや
新刊『ウルタールのうる』第十三巻
表紙 謐学チュウジ 「みなさん、出陣です」
附 「ウルタール世界の地図」
4月4日より5日間無料配本
ダウンロードしてすぐお読みになれます。
次巻発売開始迄には、当ブログ内の該当連載記事が
順次消去されていきます。