ラガマフィンという猫については未だによく分からないところが
あるので、クルシャ君がラガマフィンの安定した特徴をすべて
具えているのかどうか、今でもよく分かりません。
そこで今回は、単なる仮説として、彼のようなラガマフィンがブリードのカテゴリー
の内部で別のグループを作っていたならばと、いうお話。
クルシャ君はメインクーンやラグドールやノルウェージャンのような
大型猫タイプの類型に属している筈なのですが、そんなに大きくない。
そればかりか、ロングアンドサブスタンシャルという体格に特徴的な
あの大きな手、を持っていません。
犬は地面を蹴って走る。
猫は地面を掴んで走る。
そのためには、掌が比較的大きくなっている必要があります。
行動の様式と身体の部位が整合的でなければならない。
ユキヒョウの前脚の掌の大きさなんか、自分の顔と同じくらいのサイズです。
身体が大きくなるほど、こうした末端も大きくなっていきます。
大きな猫は例外なく大きな手をしている。
ところが、大型猫に属しているラガマフィンのクルシャ君は
小さな手をしています。
休息猫を邪魔し、仰け反りながら殴られる
動いているから分かり易いと思います。
御覧の通り、クルシャ君の手先はそんなに大きくない。
むしろ、華奢と言ってもいい。
品種が固定された猫であっても、繁殖系統や地域による差異というのがありまして、
品種の中の下位グループを作ることがある。クルシャ君は日本の一部で見られる
小さめラガマフィンの仲間ではないかと
推しておるわけであります。
こうして伸びていると長く見えますが、それは彼の顔も小さいから
バランス上長く見えてるだけではないかと。
あるいは、長いけれどもがっしりしていない、とか。
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