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Channel: クルシャの天地
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藤森神社の狛犬と馬

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藤森神社にやってきました。
地名の由来は、古歌にもある通りでして、このあたりに藤の森とも見えるような
藤蔦の群落があったからだそうです。






実は、飼主は全く知らない場所です。何の知識も無くやってきても楽しく
過ごせるのが神社。

馬の社とは何でしょう。








参拝すれば、馬の社の謎も分かるはずです。






どうも参道で競馬の奉納があったことから、馬関係の崇敬を集めていて、そこから
競馬関係者がよく参拝するようになった、ということみたいですね。









鳥居の石の継ぎ手が分かり易くなっているので、つい撮影。







蔵造りの立派な家が建ってます。








今回初めて発見した義民の碑。
大正時代に建てられています。読んでみると、このあたりの代官の贅沢を
告発した義民が訴えを聞いて貰う代わりに処分されて、例の悪代官も罷免
されることで事が納まった、と。命がけで以て近隣の住民の暮らしを救った
義民を讃えて祈念碑を建立した、といったことが書いてありましたよ。

義民として挙げられている名前、焼塩屋権兵衛は京都の伏見焼を開発した人物
とも出ていますが、同じ人なんでしょうか。








なぜか境内の扁額奉納所でもって、らんちうの展示会やってました。








伏見の競馬場も近いので、こんな額もあります。







神社と言えば、狛犬。






元気よくおしり上げてます。
クルシャ君が挨拶する姿勢ですね。







狛犬の中でも、特別見事な紛う事なき唐獅子であって、後丁寧なことには
基台に牡丹の花まで掘り込んであるのが分かります。

これ彫った人は唐獅子しかイメージしてなかったんですね。







そして、唐獅子の向こうには、馬がおります。

馬で勝運というと、かつては先勝祈願だったはずですが、すっかり別の勝負事についての
運気向上祈願が専ら持ち込まれているみたいです。








この巨大な左右絵馬なんかも、きっと勝負事でもって良い結果を得た御礼か何か
なのではないかと思ってしまいます。







こちらは神社付属の宝物館。
ある程度、神社の体裁と経営を保つには、何らかの潤沢な寄進元が無いといけないわけで
藤森神社に関しては、そうした寄進元を競馬場の近くだったりしたことで、確保できている
みたいです。おかげで、こうして平日でも一般の参拝客が宝物館を見学することだってできて
しまう。







境内も小綺麗です。








改めて馬を見ると、腹に神紋があります。








明らかに競馬関係者らしき方々の後参拝は見られませんでした。







去年の地主神社から、ずっとここ最近の神社経営がどうなっているのか興味もって
見ておりました。ご利益、願い事のカテゴリを特化させるというのが地味に当たる
みたいですね。ただし、かなりその分野で名を知られないといけない。






菖蒲の節句発祥なんて書いてあります。

敢えて端午とは書かないあたり、菖蒲=勝負の転化を狙ったものであることは
明らかですね。武家の崇敬を集めていた神社だったらしいことがこの辺でも分かるわけです。









本殿の裏に回ったところです。







本殿裏の松の枝に、清水寺の御守りが返してありました。

神社だから、ここ。神田明神にどこかの寺の御守りなんか持っていくと、受け付けて
もらえませんよ。このゆるい感じ、競馬場の延長なんでしょうか。








本殿はさすがなかなかの風格です。









境内には名水がわき出していました。
この時期、自然の水は触れると引き締まるほど冷たくて気持ちいい。

伏見の名水を貰って、真夏の参拝を楽しみます。








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