和室の敷居に手を掛けているクルシャ君。
クルシャ君は最近体力もついてきて、それなりに体格も向上
してきているので、イタズラもレベルアップしています。
もちろん、ちょっとばかり頭も良くなってきているので、やっかいなのです。
いろんなことをしてくれる彼を追い掛けていると、今まで記録できなかった
行動をとらえることができます。
今回は、以前からの課題だった「押し入れを開けて潜る」行動の一部を
動画にすることができました。
押し入れを開けて潜り込む猫
転がりながら愛想振りまいています。
すでに自分で開けていた押し入れの戸を横になってさらに押し開いてから
中に入っていくようです。
この行動には意外な副次効果があることを、クルシャ君は間もなく気づきました。
押し入れに入りこんで、内側から薄い戸を押したり叩いたり伸び上がったり、突撃
したりすると、太鼓を叩いているくらい大きな音がするのです。
クルシャ君の毎日の暮らしでは、こんな大きな音を出すものに出会うことはまずありません。
そこで、この音をイタズラに使うことを早速思いつくわけです。
アピールしたのに相手されない時間が続くと、大体押し入れを叩いて音出してます。
朝早く、飼主を起こしたい時にもやってるみたいです。
なんだろう、と思うわけです。
クルシャ君のこのイタズラに向けられるエネルギー。
常に新しい手法を開発し、どうすれば飼主が無条件に向かってくるか、相当
研究しています。単に甘えて構ってもらうより、イタズラして追い掛けられる
ことの方が満足度が高いみたいなのです。
ちょっとした発見ですが、構えば満足すると思ったら、それは猫をよく理解して
いないことになるようです。
もちろん、猫の気分によっても違うことは大前提として、
わざと怒られるようなことをして、とにかく追い掛けられる事が楽しくて仕方ない
場合というのがあるのです。
この日、怒って欲しいようだったので、望み通りに怒ってみました。
キーボードの上を走り、コップをひっくり返し、鉢物の土を掘り返して植物に噛みついたり
押し入れをドンドン鳴らせたり、一通りイタズラしながら走り回っていたので、怒ったのです。
その時の顔がこの写真。
むくれてますね。
あんまり嬉しそうではありません。
ふつうに怒られた子供みたいに、むっつりしています。
むしろ怒られたことに反感持ってるみたいです。
こうなると、とりあえずイタズラの目的は怒られることじゃないらしいってことは分かるわけです。
さて、ウルタ君が居なくなった日に飼主は自分で決めた通りに一日静かに
しておりました。線香を焚き、アフナ・ワルヤを唱え、ウルタ君が好きだった
最中を供えて、下げた後で一緒に食べました。
その間クルシャ君は走り回ったり、転がったりしていました。
ウルタ君の命日、確かに変わったことがいくつかありました。
消したはずの部屋の照明が朝に点いていたり、電話機が異常な点滅を繰り返したり
それから、鳴っていないはずの音楽が繰り返し聞こえました。
なんでしょう、以上の三件については普段起こらないことで、毎日起きていたら
飼主、ちょっと引越を考えます。
それでも、もしウルタがそれらの異常と関わっているなら、とも思うのです。
特に音楽はプッチーニのアリア、o mio babbino caro 「私のお父さん」
だったものですから、なんとなく意味深なのです。この曲について飼主は
少しばかり深めに考えました。おかげで、本当に知りたかったことを知り得た
ような気がします。
それについては、後ほど。
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