王様や姫様や大名やらに勝手に暮らしを踏みつぶされて、庶民が痛い目に遭う
社会がようやく少なくなってきました。歴史って基本的に、民主主義に
向かう必然性があったんですよ、と我々は暗示されてます。
現在がそうだから、過去を規定してしまうのです。
でも本当にそうかな。
現代を理解したかったら歴史を学ぶことだよクルシャ君。
族長から格下げされて、ただの腕白小僧になったけど、今の時代
へんな血族の縛りなんて無い方がいいのかもしれない。
そこで、近所から歴史を知ろう。
とりあえず、このへんは歴史だらけです。
一番近いのが、本能寺跡ですよ。
夢、幻のごとくなり。
まだ紹介してませんでしたが、実は今年クルシャ君の暮らしている近所に
信長茶寮というのがオープンしていたのです。
飼主も見てきましたが、あのイラストが強すぎるので敬遠してますよ。
でも、記事を見ると、思いつくような演出とかグッズが揃っている。
そのへんは思った通りなのですが、
なぜ髑髏杯をネーミングだけで実現するのか、
よく分かりません。
浅井長政の髑髏杯を朱塗りにして信長が正月に使った、という話。
『信長公記』には、髑髏に漆を塗って家臣に見せたと書いてあります。
まず、髑髏を杯にするのは簡単じゃない。頭骨は縫合線で接合して
いるので、カーブのある頭頂骨だとか前頭骨を薄く平たい器に使うのが
最も簡単。なので、すぐ壊れてしまうような上の記事のデザインの髑髏杯
は、インパクトはあっても実用的じゃない。誰もそんなこと語ろうとしない
ので、書いてみました。
もうひとつ。この件で信長がなんだか気の触れた人みたいに言われ続けて
いるのが不憫です。
いいですか、クルシャ君。もし信長が君の代わりに飼主の弟子だったら、評価はSです。
君はいまのところA落ちのB+ですけどね。彼はよく史書を学んでいて、大陸では怨敵の
首を杯にするらしいというのを知っていて、実行してみたに過ぎないのです。その行為
があまりに日本的な感覚とかけはなれていたので、バケモノみたいに扱われた。実のと
ころ、本人は優等生的発想でやってる。結果、大変不評だったので二度とやってない。
ときはいま
天がが下しるさつきかな。
ここで本能寺だよね。ご近所です。加害衝動って伝染するのかもしれないよね。
クルシャ君をそんな子にはさせませんよ。信長のシャドウ光秀の面目がアニメに
なってますよ。
完全逆臣 明智光秀〜戦国鍋TV
最後は南光坊天海に首がすげかわるんですよね。
よく見てないと、見逃します。
このところ、信長の話題が続いてますが、クルシャ君には刺激が
強すぎるようです。
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