クルシャ君も捕食者なので獲物を得て暮らすことが運命付けられています。
トムとジェリーだって運命が無ければ、ああはならないんであります。
野良や半野良の特に雌の猫の獲物への執着なんか大したものなんですが、銅像まで建てられたウイスキーキャットや記録に獲物の数を書かれて、驚異の目で見られた狩猟巧者は何故か全部雄なんですよね。目立つように獲物を持って帰るから、雄の方がよく捕っているように見えているだけなんじゃなかろうかと、飼主は常住の観察から推論しています。
生涯捕獲数で数えたら、きっと雌猫の方が多いだろうと思われる。ただし、その中にはつまらんものたちが随分入っていて、雄猫が歯牙に掛けないようなものたちが随分入っている。そういうことです。
えー、ちなみに当家でもクルシャ君の獲物に相当するつまらんものたちが出て来ることがありまして、彼に見つかると即成敗されるんでありますよ。
もう連中が姿を現さない冬となりつつあるので、今年の族長の労働成果を発表しても良いと思いますね。
獲物の種類は言わないとして、数で言いますと大凡八頭くらいですな。
微妙な顔をして居るな。
飼主がそもそも侵入させないようにしている。確認できたのが八頭だけということです。君は獲物を自己処分しないので、確認分の総数ですよ。
もっと殺ったのかも知れないが、小さいのは掃除機の埃になったかも知れない。
獲物を満足そうにセットしていることもありましたね。その分はもちろん入ってます。褒めると、獲物の発見経路と進入路も教えてくれます。かなり優秀なハウスキーパーでもあります。
水のソーテール6: 臍行者 オンパロ・プシシック (うるたやBOOKS)
東寺 真生うるたや