クルシャ君とは毎日40回くらい挨拶の頭突きをして4回くらい背後から肘に手を掛けられ、4日に一度くらい殴られます。
効かないパンチですが、パンチ力というのは動物界に於いて単なる運動エネルギーの総和のことではないのです。
偶に観ているロシアの「ボブキャットTV」(YouTube)で仲良しのリンクス「マース」と語り役の姉さんが挨拶のためによく頭突きしてますが、成長したマースと頭突きするときにはかなり覚悟したり、準備してたりするのを観ると、リンクスと軽い挨拶するのも大変だな、と。
ところで、タイトルにもあるように、猫のパンチの主たる威力は、相手の闘争心を挫くことにあるのです。
随分前に、インドでガビアルの鼻先を叩いて撤退させていた猫の動画をご紹介していたと思いますが、今回また似たような状況の珍しい動画を発見したので、貼りたいなと思っただけです。
とにかく、勝手に己で敵愾心を燃やして、目の前で威嚇し「おまえなんかタマムシの巣にしてやる」なんて騒いでくる相手に対しても、猫のパンチは効果的なのです。
「蜂の巣」ですよね。「タマムシの巣」ってきらきらしてるんですかね?
その、猫の前でアウアウ言っている相手が今回アザラシなのです。
ちなみにガビアルというのはインドの魚食鰐でして、日本に仏典経由で渡ってきて、クビラから漢音転写されて「金比羅」になってます。図像学的にも、金比羅像は鰐を頭から被ってるような姿となっておりますよ。見たこと無いものを拝むのも大変なもんだ。
Cat slaps a seal
はい、見事にアザラシがスラップされて意気阻喪して沈んでいきます。
猫のパンチはアザラシを沈めるくらいの力はある、ということですな。
どうだクルシャ君?
このアザラシ飼主より弱そうだ、なんて思ってますね?
ウルタールのうる総集編: 1 (うるたやBOOKS)
明鹿 人丸うるたや